いじめられっこ(2)自習中に…

私の名前はミコ。
私はなぜか、クラスの男子のいじめの標的になっている。
恥ずかしい写真をばら撒くと脅されて、抵抗もできない。
一体いつまで、こんな生活が続くんだろう──

朝のホームルームの時間、副担任がやってきて言った。
「安田先生は、急用で遅れます。それで、1時間目は安田先生の数学ですが、自習になります。じゃ、ホームルームをはじめましょう」
自習と聞いて、クラスには喜びの声が上がった。

ホームルームが終わり、1時間目がはじまった。
副担任が教室を出て行ってしまうと、クラスの生徒たちはそれぞれ自由に過ごしはじめた。
私は真面目に、数学の教科書を開き、前回やったところの復習をはじめた。
「ねーねー、ミコちゃーん」
顔を上げると、目の前に吉岡くんがいた。
「何してるの?」
「えっ、あ……えっと、私は、昨日の復習を……」
「ミコちゃんは真面目だねぇ〜」
クスクスと笑う声が聞こえる。
周りの男子が、私たちに注目しているのがわかる。
「そんなことより、俺と遊ぼうよ」
吉岡くんはそう言うと、私の数学の教科書を勝手に閉じてしまった。
「あ……」
「ほらっ、こっち来て」
吉岡くんに引っ張られ、私は教室の一番うしろに連れて行かれた。
「じゃ、はじめよっか。今日は、俺の番なんだ♪」
「えっ……!?」
最近わかってきたのだが、私をいじめている男子たちはグループを作り、私にエッチなことをする順番を決めているようなのだ。
スカートめくりや、胸を揉まれるなどの軽いいじめは常にあるけど、セックスするのは1日に1人と決まっているらしい。
吉岡くんが言った「俺の番」というのは、きっとその順番のことだ。
だけど、そうだとすると……私は青ざめた。
「ちょっ、ちょっとまって! だって……こんな……クラスのみんながいるのに……!」
「だから興奮するんじゃん」
「あっ、やだ……だめ……!」
吉岡くんは、弱々しく抵抗する私にかまわず、私の制服のブラウスのボタンを外し、ブラジャーをずらした。
プルンといやらしく揺れて、こぼれるように、胸があらわになった。
ここは教室なのに。クラス全員、みんないるのに。
私は自分の、まるで男性を喜ばせるためにあるような、大きな胸が憎らしかった。
「うわ、エッロ! ここ教室だし! あ、ちょっとそのままね」
吉岡くんは少し離れると、スマホで私の写真を撮った。
周りで見ていた他の男子も、写真を撮っている。
「お願い、撮らないで……」
私は両手で胸を隠した。
「あ、何してるの? そんなことしちゃダメでしょ。……あ、そうだ、いいこと考えた♪」
吉岡くんはニヤリと笑みを浮かべると、自分のネクタイを外し、それで私の両手首を、うしろ手に縛った。
「これで、隠せないよね。しかも、さらにエロい……てか、すげーそそる……俺ってSなのかな」
吉岡くんは、そう言いながら、両手で私の胸をわしづかみにした。
「んっ……んんっ……ひぃんっ!」
乳首を強くつままれて、私は声を上げた。
「ん? これがいいの?」
吉岡くんはそのまま乳首を引っ張った。
「ひっ、や……あああっ……やめ……てぇっ……」
「あは、かわいい。もう入れちゃうね」
吉岡くんは、私の片足を持ち上げながら、私を壁に押し付けた。
そして私のパンツをずらして、大きくなったものを挿入した。
「んんっ……あぁっ……」
その瞬間、とろけるような快感が、全身をかけめぐる。
「はぁっ……ふふっ、ヤバイな、気持ちよすぎ……」
吉岡くんは少し苦しそうに言うと、腰を動かしはじめた。



しばらくして──
吉岡くんは、絶頂の直前に引き抜いた。
そして、私をひざまずかせ、限界ギリギリのそれをくわえさせ、口の中に放出した。
私は、溺れるような快感で抵抗する気力もなく、されるがままにそれを受け入れてしまった。
口の中のそれをどうするかは迷ったが、制服も、教室も汚すわけにはいかないと思って、頑張って飲み込んだ。
「あっ、飲んじゃったの? うわぁ、やっぱカワイイー!」
吉岡くんはそう言うと、クシャクシャっと私の頭を撫でた。

と、その時だった。
教室のドアが開き、担任の安田先生が入ってきたのだ。
「うわっ、やべっ」
吉岡くんは、素早く私の手首のネクタイをほどいた。
「ミコも早く戻れよ!」
小声でそう言って、何事もなかったかのように自分の席に戻っていく。
私は、セックスの後、体に力が入らず、すぐに動けない。
だけど、今はまずい。緊急事態だ。
こんな乱れた姿、先生に見られたらどうなるか……!
床に倒れてしまいたいのを我慢して、とろけそうな体をなんとか動かして、服を直さないと──でも、間に合わなかった。
「今日は遅れてスマン……ん? ミコ、どうした?」
先生が私に気付いて、こっちに向かって歩いてきた。
「えっ? おっ……ぱい!? あっ、いや、なんだっ、どうした!?」



「す、すいません、なんでもないです……」
「なんでもないわけないだろ! おい、みんな、これはどういうことだ?」
先生はクラスのみんなに向かって言った。
しかし、誰も答えない。
「早乙女、何があった?」
先生は、一番近くの席に座っていた女子の早乙女さんに聞いた。
「さあ……自習していたので、わかりません」
ああ、まただ。
気付いてないはずないのに。
女子はみんなそうだ。
なぜか、誰も助けてくれないのだ。
「そうか……わかった。それじゃあ、ミコ、今日の放課後、残りなさい。話を聞くから」
「あ……はい……」
顔を上げると、先生のうしろで、吉岡くんがスマホの画面を私に見せていた。
画面には、私の恥ずかしい写真。
本当のことを言ったら、写真をばら撒くという意味だろう。
そんなの、言われなくても、わかってる。
今までだって、ずっと、そうだもん。
はぁ……先生になんて説明しよう。
私は小さくため息をついた。

おわり